F1 91年

F1 91年総集編を見た。5時間あった。
この年はウイリアムズが成長した年だった。
フェラーリはアレジをチームに迎えたが低迷する。
ミハエル・シューマッハがジョーダンからデビュー。中嶋悟が引退した。

17周目にウイリアムズのマンセル、パトレーゼの同門対決。パトレーゼはオーバーランした。
39周目、ティレル(ホンダ)の中嶋がミナルディ(フェラーリ)のマルティ二をストレートエンドで見事にパス。
50周目、パトレーゼとモレノが危機一髪のアクシデント。
去年2位のアレジはギアボックストラブル。セナが独走状態で勝利。

  • 第2戦 ブラジルGP

セナヒストリー ここまでセナは母国で勝てなかった。
序盤からセナ、マンセルがバトルを続ける。
先にマンセルがピットに入るが、ギアにトラブルがありタイムロス。その後タイヤにパンクができ2度目のピットへ。その後、マンセルはギアボックストラブルでリタイア。
1位を走っていたセナだったが、ギアにトラブルがあり、後半の方は6速のみで走っていた。

雨が降っていた。プロスト、ベルガーがフォーメーションラップ中にスピン。ベルガーは問題なく復帰したが、プロストはリタイア。
3周目、アレジがコースアウト。フェラーリは地元なのにかかわらず開始3周で全滅。
フェラーリ、ウイリアムズ、ベネトンの3チームはすべて敗退し、マクラーレンがワンツーフィニッシュ。

モデナがトンネル内でエンジンブロー。パトレーゼがオイルに乗り、壁でフロントを壊しリタイア。
調子を上げたマンセルがヌーベルシケインプロストを豪快にパス。
セナ、モナコ通算4勝目 開幕4連勝


モナコグランプリ後、フェラーリはチェザーレ・フィオリオ監督を解任した。
最大の原因はプロストとの不仲。
最近のフェラーリ低迷の責任を取らされた。

  • 第5戦 カナダGP

チーム対抗いかだレース。新鋭ジョーダングランプリが優勝した。
マンセルが独走状態だったが、ファイナルラップでエンジンストップ。当時は何が起こったのかと思った。
観客に手を振ったマンセルが、誤ってスイッチを切ってしまったともいわれている。

  • 第6戦 メキシコGP

セナがバカンスの最中に、10針縫うけがを負う。「日曜日に、傷口の針の数だけポイントを獲れれば文句はないよ」
予選の最終コーナーで大クラッシュ。フジテレビのカメラに向かい、「ホンダよ、もっと努力せよ」と訴えた。セナはよくテレビを利用した。
マンセルはペースが落ち、パトレーゼに抜かれる。終盤、マンセルはエンジンの混合機を濃くして追いかけるが、パトレーゼが逃げ切った。

  • 第7戦 フランスGP

今年からマニクール・サーキットに変わる。
フェラーリがニューマシン、フェラーリ643を登場させたが、ウィリアムズには及ばなかった。

マンセルヒストリー
エディー・ジョーダンの正しい紅茶教室。
マンセルが圧勝。セナがファイナルラップでストップ。燃料の計算ミスでガス欠。
マンセルはセナを拾ってウイニングラン

  • 第9戦 ドイツGP

中嶋悟が今年限りの引退を発表。
セナ、プロストは永遠にバトルを続ける。プロストはセナを抜こうとしてコースアウト。
またセナがファイナルラップでストップ。またしても燃料の計算ミスでガス欠。
ノーストップ作戦で行くアレジもマンセル、パトレーゼに抜かれてしまった。

セナとプロストが和解の兆し。
マクラーレンセミオートマチックトランスミッション、予選用スペシャルガソリンを投入。
セナがモナコ振りの勝利。8月にこの世を去った本田宗一郎氏に捧げる勝利となった。

  • 第11戦 ベルギーGP

ジョーダンのベルトラン・ガショーが逮捕される。代役にミハエル・シューマッハが入った。
ミハエル・シューマッハは予選で7位の活躍を見せたが、決勝ではスタート早々でリタイアした。

  • 第12戦 イタリアGP

ジョーダンに入ったはずのミハエル・シューマッハベネトンと契約。シューマッハのスポンサーだったメルセデスからの圧力がかかった。

1位を走っていたマンセルがピットに入ったとき、右リアのホイールナットを閉め忘れ、ピットレーンでタイヤが外れた。レーン上でタイヤ交換をするのはレギュレーション違反だったため、マンセルは失格となった。今年最大の事件。

  • 第14戦 スペインGP

今年からカタロニアサーキットに変わった。去年ヘレスで大事故があったため変わったという噂がある。
マンセルがサッカーで左足を痛める。「セミオートマのマシンで本当に良かったよ(左足を使う必要がないから)」
序盤、ベルガーがトップを行き、セナがマンセルを抑える形で進む。セナはマンセルに抜かれる。
ベルガーがピットへ入るがタイムロス。ブレーキのエアダクトに雨が入らぬよう貼ってあったガムテープをはがすのに時間がかかった。ロン・デニスは、セナが入ったときのためにガムテープを切るナイフを用意させた。「ハイテクF1に、ナイフの準備。これのレースの1コマ」
セナとマンセルが同時にピットに入る。セナはマンセルより早くピットアウト。
セナはタイヤ選択を自分でしたが裏目に出て、最終コーナーでスピン。マンセルが優勝。セナは5位となった。

  • 第15戦 日本GP

ベルガーがトップを行き、セナがマンセルを抑える形で進む。
10周目マンセルが1コーナーでコースアウトしてリタイア。セナのスリップストリームに入りすぎて、ダウンフォースを失ったのではないかといわれる。セナのワールドチャンピオンが決まった。
「これはただのリタイアではない。ワールドチャンピオンを失った、リタイアなのだ」
セナはベルガーを抜いてトップに立ったが、ファイナルラップの最終コーナーでベルガーに優勝を譲った。
日本GPが最後となった中嶋はトラブルでコースアウト。

  • 第16戦 オーストラリアGP

大雨で始まった。クラッシュするマシンが続出。中嶋もクラッシュでリタイアに終わった。
16周目で赤旗中断



やっぱり、チャンピオンが決まろうかという最後の4レースが面白い。ポルトガル、スペイン、日本など。
毎レース、いろんなことがあった。5時間かかったが、全然飽きなかったよ。
この年を見て、ナイジェル・マンセルが好きになった。無冠の帝王マンセルは翌年ついに優勝する。
92年といえば、モナコGPのセナ対マンセルが有名、というかそれしか覚えてない。
近いうちに、92年も見たいところだ。